日本酒などの伝統的な酒造りが国内23件目の無形文化財遺産として登録されました。
掲載しているのは花巻市南部杜氏伝承館の展示リニュアル業務時に岩手県内の
酒蔵を取材させていただいた際の画像です。
この画像はタンクの中で醪(もろみ)を発酵させていく「仕込み」工程です。
取材は1月下旬に行いました。
最初の工程は「精米」。玄米を削り出し雑味となる要素を取り除く工程です。
その削り出す度合いを精米歩合といい玄米の70%〜50%以下が一般的と言われております。
数値が小さいほど上品質な酒となります。
精米を洗ったのち水に一定時間浸し、大きな甑(こしき)に入れ強い蒸気で蒸します。
蒸した米に麹菌を混ぜている「製麴」(せいきく)と言われる工程です。
その後、酒母(しゅぼ)づくりをおこないタンクの中で仕込みなど数工程を
経て完成し出荷されます。