おめでとう! 「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録勧告
これまでのデザイン活動 #09
毎日、コロナ感染のニュースばかりで萎縮気味のなか届いた明るいニュース。
ご承知のように、4道県13市町村にある17遺跡の世界文化遺産登録をイコモスが勧告し、7月に決定する見通しとなりました。
これに先立ち2019年に遺跡環境の整備の一環として公共サインが設置されました。
このサイン計画への企画・デザイン提案に一部参画いたしました。デザインは縄文尺を基準にしたモジュール化を提案し、最終の設置デザインまで踏襲されております。
縄文尺とは各地で調査された縄文人の住居遺構などの柱間が350㎜前後(現代の1尺は303㎜)と共通となっていることから定説となったものです。縄文人が体の各部サイズから割り出していったと思われます。そのようなことからサインの大きさや色彩・素材などからも縄文の世界観を感じて頂きたく企画しました。
ごく近い将来、安心安全な日常に戻った際には、ぜひとも現地巡りをしてみて下さい。
縄文尺モジュールを検討するためのエスキス。
このデザイン案は初期のもので、設置されたものとは異なりますが、縄文尺モジュールで構成しております。